どうもムラです。
経済やお金の知識ってみんなどれくらいあるんでしょうか。
一切自慢にはなりませんが僕はホントに政治、経済、金融に関しては全くの無知であると言えます。
でも僕のような人間は案外多いんじゃないかなとも思ってます。
多分「GDP」が何を意味するのかを答えられる人は少ないと思う。
「なんか景気に関係してるんだろうなぁ」と漠然と思うかもしれません。
ニュースなんかでよく出てくる言葉だからなんとなく頭に残ってるだけ。
多分こんな感じでしょう。
少なくとも僕の会社に詳しい意味を教えてくれる人はいませんでした(笑)
それが良いか悪いかは個人次第ですが、生きてく上で大人として最低限知っておいた方が良いような気がしなくもないです。
この記事の目次
少しは経済について知っておくべきだと感じた
最近何とかして資産運用をしたいと思い積立投資を始めました。
ウェルスナビでロボアド、あと積立NISAも口座開設の手続きを進めているので今後やっていきます。
これらは積み立てで長期にわたって資産を増やしていくものなので、毎月投入する資金さえあれば誰でもできます。
大して知識はいらないかなと思います。
ただ金融商品に手を出すことに違いはないので、何も知らない事への不安が大きくなってきました。
投資の手法とかではなく、経済やお金の流れを知りたいと思うようになりました。
とゆうことで本買ってきました!
「経済とおかねの超基本1年生」
ホントに基本的な知識を分かりやすく書いてあるとのレビューが多かったので
僕みたいな無教養な人間にはピッタリなんでは?と思い購入しました。
内容は大まかに
- プロローグ
- 消費
- 投資
- 金融
- 貿易
- 財政
- エピローグ
で構成されています。
要所で経済学の用語解説があるので少しずつ理解しながら読み進めていけます。
読みながら「へぇ」となる事も多くなにも知らない人間でも楽しく読めました。
プロローグ
プロローグでは「経済」、「経済学」とはどんなものなのか。
導入部分ですね。
ただここから個人的に興味深い内容がありました。
「機会費用」
あることを行う場合に、もしそれをせずに他の事をしていれば、代わりに一体どれぐらいの利益が得られたであろうかとゆうこと
つまり数ある選択肢をしっかりと選んでいかないといけないとゆうことですね。
この機会費用で晩婚化についての例が挙げられていました。
昔は結婚して男性は働く、女性は家事など家を守るといったように
それぞれが補い合うことが普通でした。
ただ現在では1人でもそんなに暮らしに困らない社会になってます。
女性の社会進出を促したり
家電や独り用のサービスが充実したことによって
結婚をすることで得られるメリットが少なくなった。
失うものの方が多く感じる人が増えた。
その結果が晩婚化、非婚化に繋がってるとありました。
まさに自分がその考えなのでここはスッと納得できました。
消費
ここでは「景気」や「GDP」を始め
お金の流れについて解説されています。
ここで僕が一番気になっていた「GDP」についての解説がありました。
GDP(国内総生産)
「ある年に一国全体で生み出される付加価値の合計」のこと
正直これだけではよくわかりませんでした(笑)
ただその先でGDP=付加価値=日本国内の全員の所得の合計
GDP≒国民全体の所得
とゆう一文を見て、GDPが上がれば国民の所得が増えてることになるんだと解釈しました。
GDPについてはもう少し詳しく調べたいですね。
収入との関係とかがいまいち分かりにくかったので。
あとこの章では「お金を使うことが景気を支えることになる」とあります。
それは分かります。
消費をすればそれが別の人の収入になりそれが巡って結果景気が良くなっていく。
その結果物価の上昇、収入の上昇、上手くいけば良いことづくめです。
でも消費を増やそうにも先立つものが増えなければ増やしようがないですよね。
ちょっと前に企業の内部保留なんてニュースが流れてましたが
景気が良くなってるなんて言われても、それが実感できない、反映されてないのは当然ですよね。
会社と株主しか恩恵受けてないんだから。
墓の中までお金持っていきたい気持ちは分かりますけど、高齢のお金持ちにはガンガン消費していただきたいものです。
給料上がったとしても消費に回す気はさらさらないですが。
もし1億貰っても今の生活レベルで働かずに生きてくことを選択すると思います。
この章では他に「貯蓄」「債権」や「リフレ政策」についても書かれています。
ただこの辺りはさわりだけなので少しでも経済について知ってるよって人は得られることは少ないですね。
投資
この章ではお金を増やす仕組み「投資」について書いてあります。
まずこの章で著者が1番言いたいことは「世の中に上手い話しはない」とゆうことでしょう。
投資において確実に儲かる保証はない。
長期、分散していても絶対大丈夫なんてことはありません。
それをしっかり理解して欲しいといった思いを感じる章でした。
あとは「株」「投資信託」「先物取引」など金融商品の説明や気を付けることについての書かれています。
こちらも基本について書かれているので勉強になります。
金融
この章ではお金の流れについて書かれています。
僕は金融とゆう言葉自体がちょっと苦手でした。
「消費者金融」なんて引っかかったら人生終わりそうで(笑)
ただこの章で
「お金は血液、金融は血管」
の所を読んで誰でも金融にかかわって生きてると知ってから苦手意識はなくなりました。
「直接金融」や「間接金融」など初めて聞く言葉もあり
企業の資金調達の方法には「株式」と「債券」があるなど
投資とのかかわりについても書かれています。
金融はお金の貸し借りなので当然金利の事についても書いてあります。
「固定金利」や「変動金利」です。
どちらも簡単にですが、メリット、デメリットについて書いてあります。
最近は超低金利なのでこの2年で「35年固定金利」で家を買った人が3人ほど知り合いにいます。
景気いいなぁと思ったけど、実際今の金利の低さと今後消費税が上がることを考えると、大きい買い物はこうゆうタイミングでするのが賢いのかなと思いましたね。
貿易
この章では国と国のモノとお金の交換について書いてあります。
僕が貿易から真っ先に連想するのが食べ物や車などの輸出入です。
でもそれだけではなくて「FX」や「外国の債券」なども貿易になるそうで
「確かに通貨取引なんて外国とのやり取りだから貿易だなぁ」
なんて普通に考えたら分かるようなことで妙に納得してました。
外国為替取引についても基本的なことがしっかり書いてあるので、ドルと円の関係なんかを勉強する手始めに丁度いいかなといった印象です。
外国為替取引と言えばFXですが、初心者がノリで手を出していいほど簡単ではないと書かれています。
この章の内容は正直に言ってしまうと、今の僕ではすぐに理解できる内容ではなかったので、調べながら何回か読みたいと思える章でした。
財政
この章では主に「税金」について書かれています。
税金・・・ハッキリ言って払いたくない!と誰しも思うことだと思います。
どうも政治家を見てると税金がゴミのように扱われてるような気がしてしまうので
日本人の政治家、税金に対するイメージは最悪だと思います。
でもこの章では
- 税金がどれだけ重要で自分たちがその恩恵を受けているか
- 自分で税金の使い道を指定したりできる制度
- ふるさと納税
- 知らないと損してしまう制度
など分かりやすく書いてあります。
収入に対して明らかに税金が高いと感じてしまいますが、節税できる制度もあるので
上手く利用していきたいです。
あと日本の財政はヤバいのかどうかについても著者の考えが書いてあって参考になりました。
普段考えることがない部分なので興味深かった部分です。
エピローグ
エピローグでは人生で損をしないポイントとして著者からのアドバイスが書かれています。
- 世の中に上手い話はない
- 将来のことは不確実
- お客様は神様じゃない
- 他の可能性を考える
- 価格と価値を見誤らない
この5項です。
要するに自分でしっかり考えて選択する力を身につけなさいって事かなと思います。
まとめ
生まれて初めて経済に関する本を読みました。
最初は全く意味が分からなかったことでも、用語の解説があったおかげでスラスラ読んでいけたので、僕のように経済に全く親しみがない人が手を出すのには適した本だと思います。
購入してから2回読みましたが、ちょっと期間をあけて読み返すと以前の自分より知識が増えてることが実感できます。
新しいことを学ぶ楽しさはこうゆう所だよなぁと思いますね。
正しい知識を身に着けてしっかりと資産を形成していこう。